妻夫木聡 発案&監督指名&主演 自ら売り込みドラマ化「イノセント・デイズ」
俳優の妻夫木聡(37)が、WOWOWの連続ドラマ「イノセント・デイズ」(来年3月18日スタート、日曜後10・00、全6話)を発案し、自ら主演することが19日、分かった。2014年公開の主演映画「ぼくたちの家族」の原作者だった作家・早見和真氏の同名小説が原作で、実写化を熱望した妻夫木が電話でラブコール。監督には今年公開の主演映画「愚行録」の石川慶氏を指名するなど“チーム妻夫木”での渾身(こんしん)作となっている。
「イノセント-」は、女性死刑囚の半生をひもとくダークな世界観の長編。「ぼくたちの-」で早見氏と親交があった妻夫木は、同作を読みすぐに受話器を取った。早見氏も妻夫木の熱い思いを受け入れ快諾したという。
さらに妻夫木は、映画ではなく「ドラマでじっくり演じてみたい」と自らWOWOWに話を届け、演出を石川監督にオファー。物語の中心人物を、死刑囚から関係人物の清掃員・佐々木慎一に変更するなど駆け回った。
すでに撮影は始まっており、妻夫木は「素晴らしいスタッフの方々に囲まれてこの作品に挑めることに静かに興奮しています」と、同作を自分の代表作にする意気込み。来年2月のクランクアップまで作品に魂をぶつける。