覚せい剤取締法違反（使用）罪に問われたものまねタレント清水良太郎被告（２９）に対し、東京地裁は２２日、懲役１年６月、執行猶予３年（求刑懲役１年６月）を言い渡した。同被告は同日夕、勾留されていた東京拘置所から釈放された。

　黒いスーツに白いワイシャツ、グレーのネクタイ姿。髪はきちんとセットしていた。拘置所の前には報道陣が集まっており、その前でいったん車を降りると、「この度は多くの方々に大変なるご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした」と約１５秒間、深々と頭を下げて謝罪。再び顔を上げると、「申し訳ありませんでした」と今度は小さな声で発し、「ファンに一言」「お父さん（清水アキラ）には何と？」という質問には答えず、再び車に乗り込んだ。

　起訴状によると、１０月１０日ごろに東京・池袋のホテルで覚醒剤剤を使用したとしている。一緒にいたデリヘル嬢が「薬物を飲まされた」と１１０番通報し、１１日に逮捕された。

　逮捕後は、父でものまねタレントの清水アキラら反省を求める家族の意向で、保釈されていなかった。

　この日、釈放後はまっすぐ都内の自宅に向かい、午後５時２０分過ぎに到着。集まった報道陣に無言で頭を下げ、自宅に入った。良太郎の家は父・アキラの自宅の敷地内にある。