清水アキラ 良太郎の猶予判決に「これで終わったわけではない」
覚せい剤取締法違反(使用)罪に問われたものまねタレント清水良太郎被告(29)に対し、東京地裁は22日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。判決後の同日夕、勾留されていた東京拘置所から釈放され、午後5時20分過ぎ、都内の自宅に戻った。
良太郎の自宅は父でものまねタレント・清水アキラの自宅の敷地内にある。良太郎が無言で頭を下げ自宅に入った後、事務所関係者から集まった報道陣に向け、アキラのコメントが配布された。
書面には「これで終わったわけではなく、社会的な責任を重く受け止めております。確実に更生するには、家族のサポートも重要だと思っておりますが、良太郎本人の自覚と強い意志がなければ、乗り越えることはできないと思っております」などと胸中がつづられていた。関係者によると、アキラの会見の予定はない。
アキラは逮捕翌日の10月12日に自宅前で会見し「バカヤロー」と涙。同30日に保釈が認められたが、良太郎に反省を求め、保釈させていなかった。
この日釈放された良太郎は、黒いスーツ姿で、髪はきちんとセットされていた。拘置所の前に集まった報道陣の前でいったん車を降りると、「この度は多くの方々に大変なるご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした」と約15秒間、深々と頭を下げて謝罪。再び顔を上げ、「申し訳ありませんでした」と今度は小さな声で一言。「ファンに一言」「お父さん(清水アキラ)には何と?」という質問には答えず、再び車に乗り込んだ。