人気グループの嵐が「オリコン年間ランキング２０１７」で歴代最多の５年連続通算７度目となる「アーティスト別トータルセールス」年間１位を獲得したことが２２日、分かった。シングル・アルバムなどの音楽ソフトの総売上は１０８・７億円を記録。「総合ミュージックＤＶＤ・ＢＤ」と合わせ２冠に輝いた。紅白歌合戦に特別枠での出場が決まった歌手・安室奈美恵（４０）は史上最速の発売５週間で年間アルバムランキング１位を獲得した。（数字はオリコン調べ）

　嵐の年間王者は今年も揺るがなかった。

　昨年１２月１２日から今月１０日までの集計期間内に、音楽ソフトの総売上金額が最も高かったアーティストに贈られる「アーティスト別トータルセールス」で年間１位を達成。０９～１０年、１３～１６年に続いて、通算７度目＆５年連続と自身が持つ歴代１位記録を更新した。

　さらに、今年５月に発売したライブ映像作品「Ａｒｅ　Ｙｏｕ　Ｈａｐｐｙ？」が歴代最高の７５・４万枚を達成。年間「総合ミュージックＤＶＤ・ＢＤ」ランキングでも１位に輝き、２冠を手にした。

　トロフィーを手にした相葉雅紀（３４）は「記録で見せていただくと、たくさんの方に聴いていただけたんだと思います。感謝の気持ちで一杯」と笑顔。大みそかの紅白で司会を務める二宮和也（３４）も「ありがたい。購入していただいた方、聴いていただいた方々の受賞、記録だと思っております」とファンに感謝した。

　来年９月１６日をもって芸能界を引退する安室は、自身初の年間アルバム１位を獲得した。９月２０日の引退発表後の１１月８日に発売したアルバム「Ｆｉｎａｌｌｙ」が期間内に１７７・８万枚に達した。発売５週間での年間１位は史上最速。ソロアーティストの年間アルバム１位は平井堅（４５）以来１１年ぶり。女性は宇多田ヒカル（３４）以来１３年ぶりの快挙だ。安室は「２５年間の思いを込めたアルバムがたくさんの方に届いて、とてもうれしい」とし、「来年のツアーで、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています」とファンに呼びかけていた。