大みそか「第６８回ＮＨＫ紅白歌合戦」（総合、後７・１５）の曲目と曲順が２３日、発表された。大トリは男性デュオ・ゆずが初めて務め、紅組トリは２年連続となる石川さゆり（５９）。特別枠出演で注目を集める、安室奈美恵（４０）と桑田佳祐（６１）の出演時間について、制作サイドは「検討中」としてベールに包んだ。

　８度目の出場のゆずは初のトリにして、大トリを任された。吉報を受けて、北川悠仁（４０）はインスタグラムに「大変光栄です」、「心をこめて歌わせていただきます」などの喜びフレーズを羅列。２００４年アテネ五輪のＮＨＫテーマ曲「栄光の架橋」を、１３年ぶりに紅白のステージで響かせることになった。

　取材に応じた矢島良チーフプロデューサー（４６）は、ゆずの抜てき理由を「今年デビュー２０周年でトップアーティストとして第一線で活躍されている」と説明。選曲については「聴く人の夢を後押しする応援歌。『夢を歌おう』の（紅白の）テーマに１番合致する」とした。

　初出場のＨｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰで幕を開け、ゆずが締める４時間半に及ぶ生放送の中で、“２大目玉”となる安室と桑田の出番については、「どういった形で出演いただくのが１番いいのか検討しているところ。決まり次第、お知らせします」と話すにとどめた。来年９月に引退を控えてラスト紅白の安室は、視聴率アップの切り札だけに、最終盤での降臨となりそうだ。