タレントの清水アキラが２９日、フジテレビ系「バイキング・ザ・ゴールデン」に出演し、今年１０月１１日に覚せい剤取締法違反で逮捕され、今月２２日に懲役１年６月、執行猶予３年の有罪判決を受けた三男・良太郎が拘置所から家族宛てに送った“獄中手紙”を公開した。

　清水は番組ＭＣを務めるタレントの坂上忍と、長野・湯田中にある自身の実家で良太郎の逮捕についてインタビューに応じた。この時点では判決はまだ言い渡されておらず、坂上が良太郎の保釈請求をしなかった理由を問うと、手紙が拘置所から家族全員宛にほぼ毎日、送られていることを明かした。

　宛名には「清水家御一同様」とあり、「俺なんかの為に何時間も時間を使い、家族会議をしてくれて本当にありがとうございます。そして改めて本当にごめんなさい」と便せんに記されている。

　この家族会議について、清水は保釈請求についてのものと明かし、「家族会議してみんなの意見を聞かせてもらった。女房は“出して欲しい”。“いや、受け入れ態勢が出来ていない”という人もいた。俺もその意見が良かったと思う。反省しきれないと、もっと一人で考えなきゃダメだと家族が一つにまとまって、俺がリーダーだから、本人に俺がちゃんと伝えるということになった」と振り返った。

　清水は保釈請求をせず、良太郎は２２日に判決を受けて東京拘置所から出るまで身柄を勾留され続け、手紙の中にも「保釈を認めないと聞いた時は正直、本当に苦しくて言葉も出ないぐらいだった」と本音がつづられていた。

　清水は卒婚を宣言し、長野の実家でひとり暮らし。部屋には息子３人がトーテムポールのようになった写真が飾られていた。一番下で支える長男がパイロット、真ん中の次男が自身の事務所社長になった。そして、一番上でほほ笑む三男・良太郎の姿に清水は、「こんなかわいかったのにな…」とポツリと言った。