俳優の大和田獏と岡江久美子の娘で女優の大和田美帆が２９日、カンテレ「快傑　えみちゃんねる」（後７・００）に出演し、２世の悩みを訴えた。清水アキラの三男・良太郎が覚せい剤取締法違反で逮捕、有罪判決が下る一連の報道で、あるテレビ番組のコメンテーターの発言に強く拒否反応を示した。

　番組では良太郎が起こした事件についてトークを展開。大和田は意見を求められ、「親の顔に泥を塗った。人として最低のことをした。小さなお子さんがいて奧さんもいて人間的にもおかしい」と厳しく批判した。

　さらに大和田は「２世はみんな同じと思うんですけど、３つの道を通る」として持論を述べた。

　（１）親はみんなテレビに出ていると思っている幼稚園時代、（２）色んな職業の親がいることに気付きながらもサインをねだられて調子づく小学生時代、（３）ちやほやされているのは自分ではなく親だと気付く小学校高学年から中学時代－。

　大和田は（３）を重要視し、「そこで気付けるかどうかは境目」と語った。芸能人を両親に持った悩みとして「どこに行っても見られるのが嫌だった」と話し、「中学３年のときに泣きながら、なんでこの家に産んだの」と訴えたことがあったという。それでも大和田は「私が悪いことをすると親の仕事がなくなると気付いた。保守的に生きるようになった。私も食べられなくなる」とも述べた。

　その上で大和田は「２世でもひとくくりにしてほしくない。みんなクスリやってるわけじゃないんです！」と強調した

　ＭＣの上沼恵美子は「そんなこと言ってるワイドショーあるよね」とし、大和田は「１人いたんです。コメンテーターで。２世ってやっぱりクスリやりますねっておっしゃってて」と残念そうな表情を浮かべた。