坂上忍 藤田紀子の相撲道を巡る指摘にうなる「星のやり取りってあるの?」
大相撲・貴乃花親方の母親でタレントの藤田紀子が29日、フジテレビ系「バイキング・ザ・ゴールデン」に出演し、外国人力士が日本に来ていろいろ学ぶ中で、「相撲道にもいろいろありまして、良いことじゃない部分もある」と、外国人力士がいいことだけを学ぶのではないと指摘した。進行役の坂上忍は「その言葉は重い」とうなった。
坂上が「貴乃花親方は何を求めているのか。親方は何を議題にあげて勝ちたいと思っているのか」と尋ねた。藤田は「私が遠くから見ているだけで伝わってくるのは、親方はきっと土俵の正常化を変えたいのだと思う」と述べた。
さらに藤田は「モンゴルの方にとっては差別を受けているような感覚を受けるかもしれないんです。そういうことではないんです」と配慮しながら返答。「どこの国の方が入ろうが、入った以上、そこはみんな一緒なんです。そこから先は土俵の上で闘う姿勢というのがありますね。それはきれいであればどこの国の方でも認めるし、素晴らしいというおほめの言葉があると思います。もし、そうでないことが、昔から耳にしていることがありますけれど…今も変わらずということがある上に…モンゴルから来た方達の集まりでいろいろなことがあるということを聞いたことがあります」と慎重に言葉を選んだ。
坂上は聞いていた相撲界のベテラン記者に「星のやり取りってあるの?」と尋ねた。
藤田は「外国から来た方は日本語から覚えて、慣れない部屋に寝泊まりする」と大変さをおもんぱかり、「その中で良きことだけを学べばいいけれども。相撲道にもいろいろありましてそうじゃない部分も。それを見せた日本の力士が悪いのかもしれませんね」と述べた。
坂上は「その言葉は重い」とうなり、「そこに踏み込もうとしたら本当に大変」と述べた。藤田は「そうですね。その結果が昨日でた」と相撲協会が貴乃花親方に対し「理事解任」を決議したことを指摘した。