尾上松也らが鏡開き 新春浅草歌舞伎熱演を約束

 歌舞伎俳優の尾上松也(32)が2日、東京・浅草公会堂で、「新春浅草歌舞伎」の初日を迎え、中村歌昇(28)、坂東巳之助(28)、中村隼人(24)らと鏡開きを行った。年明け恒例の若手登竜門公演で、出演4年目となる松也は、「元禄忠臣蔵」徳川綱豊と「引窓」濡髪長五郎の2役。片岡仁左衛門(73)と中村吉右衛門(73)から指導を受けたといい、「去年に比べて(出演者の)人数が増えて華やかな形でできて、うれしく思います。お兄さんに教えをいただいたことをしっかり出し切りまして、ひと月務めたい」と気を引き締めた。

 劇場前のステージは時折、強い寒風に吹かれたとあって、巳之助は「鏡割りは本当に毎年寒うございます。今年は(出演者増で)男密度が上がって温かく感じてます」とジョークを飛ばし、隼人は「外は寒いですが、熱気は他の劇場のどこにも負けないと思っています」と熱演を約束。早朝から集まったファンには、祝い酒が振る舞われた。

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