海老蔵 麻央さん「遺言」で年越しにらみ
歌舞伎俳優・市川海老蔵が昨年の大晦日に、亡き妻・小林麻央さんの遺言を叶え、成田屋伝統の芸である「睨み(にらみ)」を披露したことをブログで明かしている。
海老蔵は代々、縁の深い成田山新勝寺の大本堂前で、“年越しにらみ”を披露していた。市川家の「にらみ」を受けると、一年間無病息災で過ごせると伝えられている。海老蔵の屋号は「成田屋」で、毎年節分に豆まきをしたり、麻央さんとの結婚奉告を同寺で行うなど、縁が深い。
海老蔵は12月31日に更新したブログで「今年の口上の睨みは麻央の遺言の一つだったのです。大晦日に口上と睨みを多くの方々に見てほしいの、と去年の秋頃から言うようになりました」と17年6月に亡くなった麻央さんが、体調が悪化していた16年秋ごろから、海老蔵のにらみを多くの人に見てほしい、と口にするようになっていたことを告白。「皆の力をかり今年から代々の團十郎とご縁ある成田山新勝寺様にてそれができる事。このような光栄な事は御座いません」とつづっていた。
麻央さんと最後の大みそかとなった16年は、行きつけのそば屋で2人きりの“年越しそばデート”をしたが、今年は、長女・麗禾ちゃん、長男・勸玄君と麻央さんの墓参りをした後、みんなでそばを食べた。海老蔵は「去年は麻央と二人で食べれた事。私の人生で一番の思い出の年越しそばでした」と振り返っていた。