ざこば 一門会で落語 昨年5月に脳梗塞で入院
落語家の桂ざこば(70)が2日、大阪市内で行われた「米朝一門会」に参加し、落語「上燗屋」を披露した。この日は約14分にわたって高座に上がった。ざこばは塞栓(そくせん)性脳梗塞などのため昨年5月に入院し、舞台も降板。同7月末に復帰していた。関係者によると、ざこばは現在も通院し、治療・リハビリをこなしながら、高座に上がっている。
この日はまくらで自身が医師から酒とたばこの禁止を言い渡されていたとぼやきながら、「やめている間にどれだけ金が貯まったか」と笑わせてから、ネタに入った。関係者によるとざこばは出番前、緊張した様子だったといい、「出番をおりてからは、ほっとしたような、穏やかな表情だった」と明かした。
退院後は主に漫談を行っていたが、11月に「上燗屋」を演じ、以来、同演目も高座で演じているという。
昨年12月には、復帰後初めて、テレビ番組のロケを行い「嬉しいなぁと思って。もうほんまは泣きそうやった」と話していたざこば。関係者は「何が今、(ざこばに)合うのかを考えて、これから稽古をしていきます」と語った。