藤田紀子「礼節礼儀はきっちりしつけた」 礼節欠いた発言にチクリ

 大相撲・貴乃花親方(元横綱)の母親でタレントの藤田紀子が5日、テレビ朝日系「ワイド!スクランブル」に出演。貴乃花親方が理事を解任された件で処分を下した評議員会に不信感を示した。

 前日4日、評議員会・池坊保子議長(元文部科学副大臣)が「相撲道は礼に始まり礼に終わる。上司であり先輩でも八角理事長(元横綱・北勝海)が何度電話しても全く応答がなく、折り返しの電話もないのは著しく礼を欠いていた」と語ったことについて、藤田は「礼節礼儀はきっちりしつけたつもり」とちくりと言い放った。

 2月2日に予定されている理事候補選挙についても言及。貴乃花親方の立候補は認められたものの、当選した場合は理事復帰を評議員会が承認する必要があることから藤田は「理事選で出られるからというが、私は真逆。評議員で落とそうというので、一致しているのではないか。たぶん、貴乃花は2度、落とさせるのではないか」と疑念を口にした。

 相撲協会の“闇”にも言及。「今回の処分で思い出すのは先代、初代・貴乃花にこう言われたことがあります。私が相撲の世界は『白と黒の世界だ』と言いましたら、『お前みたいに白と黒で生きてたら3日でつぶされるぞ』と言われました」と語った。

 貴乃花親方は元・横綱日馬富士の暴行事件に関して、昨秋の巡業中に起きた事件の報告を、巡業部長でありながら怠るなどして処分された。これについて「語ることでマイナスが生じると思ったんでしょう。初代・貴乃花に『これだけマスコミが集まっているから、一言いってください』と何度お願いしても『お前はそんなにテレビ出たいのか』と私のせいにされました。今回、(貴乃花親方は)語ることも大事だということを学んで欲しい。余計なことは言わなくていいが、世間に語ることの大事さを少し学んだんじゃないでしょうか」と、貴乃花親方の胸中を思いやった。

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