星野仙一さん死去 東幹久、石橋貴明も沈痛 ドラマで本人役
男の美学を貫き、最後まで病を隠し通し逝った星野仙一さんの訃報に、芸能界にも衝撃と悲しみが広がった。4日に膵臓(すいぞう)がんのため70歳で死去した星野さんは、フランクな性格から、野球以外の世界でも多くの人に慕われた。
TBS系ドラマ「泣くなセン!燃える男 ~星野仙一物語」(88年)で青年期の星野さんを演じた俳優の東幹久(48)は、「突然のことでショックだった」とコメントした。
19歳だった当時、大みそかの特別ドラマで実在の人物を演じることに「プレッシャーがあった」という。役作りで本人に会った際に「好きなようにやってください」と背中を押してもらった。「デビュー間もない頃のドラマで年下の僕にも敬語だった。大きな心を持っている監督でした」と振り返った。
また、同局系ドラマ「星野仙一物語~亡き妻へ贈る言葉」で星野さんを演じたとんねるずの石橋貴明(56)も大きなショックを受けているという。所属事務所を通じ「謹んでお悔やみ申し上げます」と短くコメントした。