麗禾ちゃん 誕生ケーキ食べ「麻央ちゃん作ったの、おいしかったよね」…海老蔵涙
歌舞伎俳優・市川海老蔵(40)に密着した番組「市川海老蔵に、ござりまする 2018」が8日午後10時から日本テレビ系で放送された。妻・小林麻央さんが亡くなった6日後の昨年6月28日からけいこにのぞむ海老蔵、勸玄君(4)親子の映像も放送された。
7月に史上最年少となる4歳で宙乗りに挑戦し、歌舞伎役者としての大きな一歩を踏み出した勸玄君。日に日に次第に麻央さんの面影を漂わせるようになった長女・麗禾ちゃん(6)。2人の子供と12月にハワイ旅行した時の映像も流れた。
12月6日、海老蔵の40歳の誕生日を祝う食事会では、麗禾ちゃんが誕生ケーキを一口食べ、「麻央ちゃん作ったの(作ったケーキ)、おいしかったよね!」と大きな声を出し、居合わせたみんなの顔を見回した。
その場には一瞬、沈黙が流れ、海老蔵が「あれ、おいしかったよね、麗禾の誕生日」と優しくうなずくと、麗禾ちゃんは「麻央ちゃんの、おいしかった…ママ~~この時(きょう)も作ってくれればよかったのにぃ~」と甘えたように、寂しそうな表情に。勸玄君も「(今日のケーキは)麻央ちゃんよりはおいしくないけどさ」と姉に同調し、麗禾ちゃんは「おいしくない。麻央ちゃんの(ケーキは)、甘さとおいしさがちょうどいい。カンカンのために…お誕生日の人のために、麻央ちゃんは多分、心を入れてる…だからおいしいんだよね」と自らに語り掛けるようにつぶやいた。
海老蔵は「そうだよね」と子どもたちを優しい表情で見守りながら、そっと涙をぬぐっていた。
2016年7月25日の麗禾ちゃんの5歳の誕生日。がん闘病中だった麻央さんだが、麗禾ちゃんのために手作りのバースデーケーキを作った。亡くなる3カ月前、昨年3月22日の勸玄君の4歳の誕生日にも子どもたちと一緒にケーキを作った。