フジテレビが社員から企画を募り「企画プレゼン大会」で銀メダルを受賞した“とっておきの”番組を１５日深夜２４時４０分から放送する。タイトルは「グチ出しＢＯＸ！～みんないろいろ抱えてますＳＰ～」。新橋の居酒屋、新宿のホストクラブなどグチを集めるスポットをつくり、その中から気になるものをピックアップし、そのグチを解消しようというコンセプトになっている。

　ネプチューンとブルゾンちえみが出演するが、進行役がブルゾンの方という“挑戦”もしている。ホストが人生初の人間ドックを受診したり、ギャルが清楚な印象になって人を見返したい、という願いだったり人それぞれのグチを解消していく。

　この企画は５３人が応募した社内コンペで銀メダルを受賞した。ファイナリスト８人がプレゼンを行い、２００人近くのさまざまなセクションの社員が審査し番組化されることになった作品の１つ。

　ブルゾンは「ちょっと初めてああいう立場というか、番組進行役みたいなのを初めてやったのですごく緊張しました」と収録後に語っていたが、そこは百戦錬磨の先輩・ネプチューンががっちりサポート。決めぜりふの「３５億」を言いやすいように堀内健が“いいパス”を出してくれたようで、「助けてくださっているのがわかったのでホッとしました。私という人間、根がマジメということを理解して下さっているので、“がんばれ感”を感じましたね」と感謝していた。

　２０代の筧大輝ディレクターによる企画・演出という点に、ネプチューンの３人は興味を持ったようで、名倉は「なんかセットも斬新だし、明るい中のセットでブルゾンがいてっていう新しい切り口の感じで、『グチの中で』っていうのをよく見つけたなと思います」。原田は「筧ディレクターが２０代とは思えない落ち着きがあって、それはたぶん先輩の話とかをしっかり聞いていろいろ助けてもらっているんだと思うんだけど、なんか一緒にやっていて勢いがあってフジテレビっぽい感じがします。なんかうれしいなと」と評価していた。

　堀内も「今回筧くんの呼んだゲストがモデル系の２人（ほのか、Ｎｉｋｉ）だったので、こういうタイプの女の子が好きなのかなと思いました（笑）。でも、そういう若さと情熱というかエネルギーが、キャスティング含めてそういう野望みたいな感じでエネルギーが詰まっていた感じがしましたね」と期待を口にした。

　２０１８年、逆襲を狙うフジテレビを勢いづける番組となるか。