NHK大河「西郷どん」 反響約400件…方言への意見はその「一部」
NHKが11日、都内の同局で定例の会長会見を開いた。7日に初回を迎えた鈴木亮平主演の大河ドラマ「西郷どん」で用いられている鹿児島地方の方言が難解であると話題になっていることについて、広報局が説明した。
方言に限らず全体として、第1話の放送後400件を超える意見があったといい、方言については「多くを占めるということはなかったと思います。その一部に方言がわかりにくかったというご意見がありました」と説明した。その中に「その中には鹿児島弁が分かりづらかったというご意見がありました」とした。方言以外では「西郷さんの子役の演技が魅力的だった」、「西田敏行さんの語りが良かった」などの意見があったとした。
上田良一会長は「出演されている方は鹿児島弁、薩摩弁をよく勉強されているなと感心しましたし、当時の薩摩の雰囲気はこういう感じなのかなというのが伝わってきます」と感想を述べた。
西郷隆盛を演じる鈴木亮平は、出演にあたってのインタビューに「基本的に今もNHKに1歩入ったら、鹿児島弁でしゃべっています。中途半端な鹿児島弁ですが、それを恐れずに薩摩ことばでしゃべっています。けっこうなまっています。現場での会話では、あやしい鹿児島弁で」と鹿児島弁を日頃から口に出すことで身につけるよう努力していると語っていた。