YOSHIKI Toshlの脱退、洗脳報道で自分を責めた…バンドが迎えた危機
ロックバンドX JAPANのYOSHIKIが12日、フジテレビ系「ダウンタウンなう」に出演し、1997年にToshlが脱退してバンドが解散となり、98年にToshlに洗脳報道が持ち上がったころを振り返り、「自分のせいだ」と自分自身を責めたことを告白した。YOSHIKIはそう考えた理由も明かした。
YOSHIKIはToshlの脱退について、「メンバーの脱退というより友達との…家族みたいなもんですから。4歳で出会ってる。家族崩壊みたいな感じだったので、すごいつらかったです」と言葉を絞り出した。
坂上忍は、YOSHIKIもToshlに異変を感じたのかを尋ねた。
YOSHIKIは「思い切り感じてました」と即答。「最後、脱退するしないの時にToshlが来て」とYOSHIKIは振り返った。Toshlはバンドを「やめたい」と伝えた。YOSHIKI「僕はリーダーだけど自分だけでは判断できない」と答え、HIDEさんやメンバーを呼んだ。YOSHIKIは「彼らもロスにいたので話し合いが行われたんです。僕はその瞬間に『もうダメだな』と思った」とバンドの終焉(しゅうえん)を直感したことを明かした。
当時についてYOSHIKIは「順調に日本ではいった。日本に帰れば大スター。でも向こう(海外)では何でも無い。そのギャップの中で初めて壁にぶち当たった」とバンド自体が危機に直面していたと述べた。「僕らは英語もしゃべれなかった。プレッシャーもいっぱいあった。みんなが自分を失いかけていた。自分も含めてなんですけど」とYOSHIKI自身も重圧の中にあったと告白。
YOSHIKIは「絶対成功させるんだ」と強い思いを抱えていたが、「強引にみんなを引っ張っていた。みんなの気持ちはそこにないのに。『自分のせいだ』ともけっこう感じていた。どこかで『自分も疲れた』という気持ちがあった」と明かした。