藤井四段 朝日杯で本戦初戦突破 午後には佐藤名人と対局
中学3年生の最年少棋士・藤井聡太四段(15)が14日、名古屋市内で行われた朝日杯将棋オープン戦で澤田真吾六段(26)を下し、本戦2回戦に進出した。2回戦は午後2時から行われ、佐藤天彦名人(29)と対局する。藤井四段は「トップ棋士の先生との対局。熱戦になるよう頑張りたい」と意気込みを語った。
この日、午前10時から始まった対局は振り駒の結果、藤井四段が後手。いつも通り、お茶をすすってから1手目を指した。持ち時間が各40分と早指しのため11時20分ごろには終盤で一気に猛攻をかけ勝利。藤井四段も「早指しらしくどんどん踏み込んで攻めていけた」と振り返った。澤田六段は「最後は大差になってしまった。ひどい将棋で申し訳ない」と肩を落とした。
藤井四段にとって公式戦では初めてとなる地元・愛知での公開対局。指定席は全席完売で、多くのファンが対局の行方を見守った。
午後の対局でも勝利すると藤井四段は2月に行われる準決勝に進出し、13日に準決勝進出を決めた羽生善治竜王(47)と対決することになる。