ＮＨＫ大河ドラマ「西郷どん」で西郷隆盛を演じる俳優の鈴木亮平（３４）が１５日、同局総合の「鶴瓶の家族に乾杯」に出演し、落語家の笑福亭鶴瓶（６６）が同ドラマに岩倉具視役で出演することを視聴者に報告した。

　鈴木は「一癖も二癖もある役なので、よろしくお願いします」と主役として鶴瓶に依頼。鶴瓶は役の衣装に着替え、「こちらこそよろしく」と応じた。

　鶴瓶の大河ドラマへの出演は１９９９年「元禄繚乱」で歌舞伎狂言作者・並木千柳を演じて以来、二度目となる。岩倉具視は下級公家でありながら、行動力と胆力で朝廷を動かし、西郷や大久保利通らと協力して幕府を倒し、明治維新を成し遂げた。

　鶴瓶は同局を通じて「大河ドラマに出演と聞いたときはほんまかいなと思いました」と驚いたとのコメントを発表。岩倉具視については「５００円紙幣の肖像で下級の公家の出だとは知っていましたが、いったいどうやって明治新政府の要職までのし上がったのかまったく知らないので興味がわきます」とした。