「ミュージカル界のプリンス」と称される俳優で歌手の山崎育三郎（３１）が１５日、東京・豊洲ＰＩＴで初の全国ツアーの東京最終公演を開催した。

　昨年は連続ドラマ５本、映画に出演したほか、歌手業では初シングルもリリースと大活躍な１年。「自分でも“こんな１年があるんだ！”と思えるくらい、いろいろなことをやらせてもらった。人生で一番内容の濃い１年だった」と充実ぶりを振り返った。

　そして迎えた２０１８年は新年早々にこの初全国ツアーを開催。実は今年は子役時代を含めるとデビュー２０周年の記念イヤー。「こうして今もお仕事させていただけて感謝の気持ちでいっぱい。今はそんなことを考えながらやっている。２０１８年も自分らしく歌いパフォーマンスをしていきたい」と誓った。

　この日は２日間の東京公演の最終日。「僕は毎日が全力な男。手加減しません。昨日は公演を終え家に帰ってグッタリで“明日はできない”と思ったけど、今日は昨日を超えます」と宣言してスタート。

　１７日発売の新曲「Ｂｅｇｉｎｎｉｎｇ」や昨年出演した初主演の連続ドラマ「あいの結婚相談所」の主題歌「Ｃｏｎｇｒａｔｕｌａｔｉｏｎｓ」、ミュージカルナンバーなどをピアノの弾き語りを交え全１９曲を熱唱。途中、客席に降りて通路を全力疾走で１周するなどのパフォーマンスでも沸かせ「もう（次の公演の）名古屋、大阪には行けない。今日が最終日みたいにやっちゃった」と“毎日が全力”らしいステージで１４００人のファンを魅了していた。