5回目で10日間に拡大した長江健次フェス「純喫茶でいきたい」

 1980年代の伝説的テレビ番組「欽ドン!良い子悪い子普通の子」で誕生した「イモ欽トリオ」のフツオことタレントの長江健次(53)が主催する音楽フェス「長江健次Cafe Vol.5 2018」(20~29日、神戸チキンジョージ)が20日、初日を迎える。

 1回目は5日間、2、3回目は7日間、4回目は9日間と規模が拡大し続け、今年は10日間の大台に到達。実務は「全部僕」という“ワンオペ主催者”の長江に話を聞いた。

  ◇  ◇

 長江は「大きくもしたいけど、大きくもしたくないのが目下の悩み。これ以上大きくなると、僕1人じゃ追いつかへんのじゃないかな」と、複雑な喜びを打ち明けた。

 自力で集めた協賛企業は16社に上る。

 「僕がお金集めて来てるんでね。さすがに下げる頭もなくなってきました。ペコペコしすぎて腰いわしそうなくらい」と自虐的なジョークもまじえ、「毎年しんどいですね。今年ほどもうしんどいからやめようと思ったことはない。やってる僕の方がもっともっとなんて欲が出てきて、いろいろ動き回ってることに『しんどいな~』と今年は思いました」とこぼしつつも、表情は実に楽しそうだ。

 出演者には、ポップス通をうならせるアーティストが並ぶ。

 The東南西北(20日)、元たまの柳原陽一郎(22日)、元スクエアの宮崎隆睦(24日)、元ザ・グッバイの曾我泰久(25日)、サザンオールスターズの松田弘(26日)、元ザ・グッバイの野村義男(27日)、ナイアガラ・トライアングルの伊藤銀次と杉真理(同)、シンガー・ソングライターの原田真二(28日)、元スクエアの仙波清彦(同)などなど。

 マッチアップの妙も光る。往年の人気アイドル、桑田靖子が曾我と同じ25日に出演するが、この2人は同じ1983年デビュー組。ポップス好きなら思わずほおが緩む顔合わせだ。

 長江は「『長江健次Cafe』って言ってるんですけど、スタバじゃないんですよ、うちのカフェは。純喫茶でいきたいんですよね。要はおばちゃんがおって、新聞が置いてあって、コーヒー出したら『アンタなにしとんの?メシ喰うとんのかいな?』みたいな、そんなイベントにしたいんですね。いつも通り、お客さんが楽しんで、出演者も楽しんで。『やっぱりええわ。音もええし、来て良かった。終わっておいしいお酒飲めたわ。こんな新しい出会いあったわ。この人とこの人が組んだらこんなことになるんや』って、お客さん、出演者、スタッフ含めてなったら」と、希望と期待を口にした。

 長江は全日、長江健次バンドとして出演する他、初日の20日にはヨシオ=山口良一(62)、ワルオ=西山浩司(56)とのイモ欽トリオで出演。隠れた名盤として知られるイモ欽トリオ唯一のアルバム「ポテトボーイズNo.1」(1981年リリース)を再現するライブを、初めて行う。

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