“第2のじぇじぇじぇ”なるか 次期朝ドラは脚本家・北川悦吏子氏の造語に注目
女優の永野芽郁(18)がヒロインを務める4月2日スタートのNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(総合、月~土曜、前8・00)のスタジオ取材会が18日、都内で開かれた。過去の朝ドラでは「あまちゃん」(13年放送)のセリフ「じぇじぇじぇ!」が流行語大賞を受賞。今作のヒロインの口癖や印象的なセリフを聞かれた制作統括・勝田夏子氏は「いくつかあるので、楽しみにしてもらえたら」と“第2のじぇじぇじぇ”を予告した。
「半分-」の脚本家は「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」などを手がけた北川悦吏子氏。勝田氏が「筆力が違う、ワンアンドオンリーの世界。言葉の魔術師」と評するように、軽やかな笑いと立体的な人間ドラマが融合された物語を紡いでいく。
「じぇじぇじぇ!」だけでなく、朝の生活習慣の1つとなる朝ドラでは「あさが来た」の「びっくりポン!」、「とと姉ちゃん」の「どうしたもんじゃろのぉ」など、繰り返され、頭から離れなくなる印象的な言葉が多い。今作のヒロインは大胆に行動し、失敗ばかりするため、故郷の岐阜弁で反省する「やってまった(やってしまった)」が口癖だという。
だが、それ以上に注目なのが、北川氏による造語。勝田氏は「北川さんが作った言葉がある。北川さん自身が楽しんで書かれている」と説明し、劇中で印象的に使われていることを示唆した。今作でも耳からヒットになる言葉が生まれるか-。魔術師の“マジック”が注目される。