夏木陽介さんが死去 81歳 Gメン’75などで活躍 作家・山川健一氏が公表

 俳優の夏木陽介さん(本名・阿久澤有=あくざわ・たもつ)が14日、腎細胞がんのため、都内病院で亡くなったことが19日、分かった。81歳だった。所属事務所が報道各社にFAXを送信し、発表した。また、夏木さんの公式ブログで、友人で作家の山川健一氏も公表。葬儀・告別式は密葬で執り行う。夏木さんは70年代の大ヒットドラマ「Gメン’75」などに出演。ラリードライバーとしても活躍した。FAXには「『仕事は楽しく、遊びは一生懸命に』を貫いた幸せな人生でした」とつづられていた。

 ブログによると、夏木さんは昨年10月2日に微熱が続き、肺炎と診断され入院。14日には退院し11月13日には都内で車仲間と集まり、歓談していた。

 その後、11月25日に自宅でストレッチをしていたところ、「力が入らなくなり床に崩れ落ちた」ため、翌日病院に行き、29日に「胸椎のガンが発見された」という。

 12月27日に集中治療室に入り、午後に意識を失うと「そのまま意識を取り戻すことはかないませんでした」という状態で、今月14日に力尽きたという。

 夏木さんは58年に東宝に入社。同年、映画「美女と液体人間」でデビュー。黒澤明監督の「用心棒」に出演。テレビでも「青春とはなんだ」「Gメン’75」などに出演し、端正なルックスで人気を博した。自動車好きとしても知られ、ラリードライバーとしても活躍。世界的ラリーレースのダカールラリーにも出場していた。

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