小室哲哉が引退を発表「僕なりのこの騒動のけじめ」左耳の耳鳴りも告白

 週刊誌の「週刊文春」に不倫疑惑が報じられた音楽プロデューサーの小室哲哉(59)が19日、都内で会見を開き、引退すると発表した。涙ながらに、自発的な音楽活動は19日本日をもって退き、すでに受注しているオファーについては先方の意向に従い全うするとした。昨年に発症した左耳の耳鳴りが治らず自身の音楽能力に昨年8月ごろから疑問を持っていたこと、さらに今回の報道を受けた「僕の償い」として、引退を決めたとしたが、報じられたAさんとの男女関係は否定した。

 スーツ姿で登場した小室は「本日はお忙しいなか、わざわざ足を運んでいただいて、ありがとうございます。今回の報道により、妻であるKEIKO、家族、ファンの皆様、その他、スタッフの皆様、いろいろな方々にご心配をおかけし、お相手の方にもご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします」と謝罪。「お詫びの話をすると同時に、僕なりのこの騒動のけじめとして、引退を決意しました」と語った。

 「現在引き受けさせていただいている仕事はたくさんあります」というが、「そういう方とは直接お話をしていません」とこの会見で初めて外部に引退の意思を明かした。発注先の意向を聞き、「望まれるのであれば期待に応えるべく最低限のことは全うしていきたいと思っていますが、自発的な音楽活動は…本日を持って終了と思っています」と声を詰まらせながら語った。

 会見の最後では「勝手な苦渋の決断であります。僕の償いとしては精一杯です。生活水準が下がったりとかは計り知れません。まだまったく分からないんですが、こうやった場所で皆さんに注目していただけるのは、もしかしたら今日で最後なのかなと思っています」などと語ると涙をぬぐった。

 小室は18日発売の「週刊文春」で、看護師Aさんとの不倫を報じられた。くも膜下出血で闘病中の妻・KEIKO(45)が大分の実家に帰省中、Aさんを自宅に泊めたり、KEIKOを自宅に残して高級ホテルで密会し、腕を組んで部屋を出る姿が写真とともに掲載された。女性はにんにく注射で有名なクリニックに勤務しており、そこで知り合ったとされている。

 約2年前にC型肝炎にかかり、これは現在は「陰性になった」ものの、昨年には左耳の突発性難聴、耳鳴りを患うなど、度重なる体の失調で昨年8月後半からAさんの往診を受けることになった。「体調不良で来ていただいていて、女性としてきていただいたことは1度もない」と断言し、体調不良もあり「女性を呼び込みたいという欲求とはかけ離れていまして、これは心から本当にそうなんですが、そういうことではないので、男女の関係というものはまったく考えてないです。ありません」とAさんとの男女関係を否定した。

 ただ、会っていた場所、時間、頻度などから「間違いなく、誤解を生じさせてしまいましたし、往々にして男女でありえることを想像させる環境も多々あったと思います」と謝罪した。

 ではなぜ、この報道がきっかけとなって引退を決意したのか。一つは耳の不調もあり、「音楽制作の締め切りが滞ることが出てきた」といい、「18年には還暦、60になるということで。ある種60というのが一つある種、節目なのかなと。能力というか、力を超えた。特に創作ではどうなのかなというのが出てきました。期待に応える音楽制作のレベルなのかな」と能力の限界を感じ始めていたこと。もう一つは、09年に詐欺事件で執行猶予つきの有罪判決を受けたことを振り返り、「(今回、取材を受けた時に同じような気持ちを抱きました」と語った。「僕は音楽の道を退くことが私の罪(罰)であると思いました」とした。

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