ヒロミ、伝説のロケット花火事故を懐かしむ「遊べた時代だった」
タレントのヒロミが22日、都内で行われたAIG損保の記者発表会に春香クリスティーンと出席した。現代に潜む様々なリスクを検証する内容で、イベント後には、自身も大けがを負った伝説の事故についても質問に答えた。
イベントでは橋などのインフラの老朽化や、フェイクバズ(嘘の拡散)など、様々なリスクが紹介された。ヒロミは「考えますよ。やっぱりね。大人ですから」と近年は特にリスクを気にするようになったといい、「リスク背負っちゃうと出られなくなっちゃうでしょ。ぎりぎりのラインでいくっていうのが難しいですけどね」と語った。
ヒロミが背負ったリスクというと、若手時代に出演したテレビ番組でのロケット花火やけど事故が思い出される。大量に背負ったロケット花火に点火し、その推進力で宇宙へ行こう(当然、行けるとは考えていない)という企画で誤って大やけどを負ってしまった。「ロケット花火は、あれほら。月に行こうとしたから。リスクとかそういうのないからね…ずいぶん古い話出すね」と苦笑いしていた。
その上で、「ああいう時代が面白いというか、テレビ局も含めてそういうことができたからね。いい時代のテレビの“遊べた”時代だった。今はそういうのやるといろいろと大変じゃない。なので、こっから先はどんどんできなくなっていくと思うから。いい時代に遊べたなとは思いますけどね」としみじみと語った。
バラエティーのみならず、ドラマ、ニュース、ドキュメンタリーなど、様々なジャンルの表現方法が批判にさらされることが多くなった。ヒロミは「こういう時代になるとそれを考えていかないと。僕らがやりたいといっても、局だとかがダメなんじゃない?というのはあるだろうし。表現の場がどこに行くかというのあるかもしれないですよね」と、考えを述べた。
ちなみに隣でヒロミの話を聞いていた春香クリスティーンは「当時はスイスに」いたため、この出来事は知らなかったという。さすがにヒロミも「スイスにまでは知れ渡ってないよね」と再び苦笑いしていた。