代理母出産の“先輩”向井亜紀「子供たちに出自を正直に伝え続けてよかった」
今年1月3日にロシア在住の女性の代理母出産で第1子男児を授かったフリーアナウンサーの丸岡いずみ(46)が23日、男児が生まれたロシアから中継で読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」に生出演し、代理出産を決意した心境などを語った。この日更新したブログでも「代理母出産に関してはもちろん様々な意見があると思いますが、今後も子供の成長を温かく見守って頂ければ幸いです」とも賛否の声を受け止める覚悟をつづった。
芸能界では、タレント・向井亜紀(53)が2003年11月、元格闘家でタレントの高田延彦(55)との間に代理出産で双子の男児を授かった。代理母は米ネバダ州の女性で、向井夫妻にとっては、3度目の代理母挑戦だった。向井は00年、妊娠中に子宮けいがんが見つかり子宮を摘出。胎児も失った。その後、代理出産を目指したが、03年1月に2度目も失敗していた。
3度目で待望の赤ちゃんを授かったが、日本では代理出産についての法整備がなく、母親は出産の事実に基づくという判断から、向井が母と認められず、品川区での出生届は不受理に。その後、最高裁まで争ったが、不受理が確定。09年4月、特別養子縁組が成立した。
向井は23日、丸岡の代理母出産のニュースを受け、ブログを更新。中学2年生になった息子たちに「この生まれ方、同じ方法なんだよ。君たちはアメリカで、この子はロシアで生まれたんだね」と話したことを明かし、「少なくともここまでは、子どもたちに出自を正直に伝え続けてよかったと思っています。命を大切に生きていってほしい。本当にもうそれだけです」と代理母を選んだ母としての思いを正直につづっていた。