阿部サダヲ 主演男優賞に「大体、菅田将暉と思ってた(笑)」
東京映画記者会(デイリースポーツなど在京7社で構成)が制定する「第60回ブルーリボン賞」が、23日までに決定した。
主演男優賞に輝いた阿部サダヲ(47)は「(各賞とも)大体、菅田将暉だと思ってたのでびっくりしました」と笑わせた。
作品には手ごたえを得ていた。一番苦労したという関西弁に取り組みつつ、外見から汚いイメージの陣治役に入り込んだ。恋人役の蒼井優(32)よりメーク時間は長く、爪もネイルアートで不健康に施した。オンとオフのスイッチの切り替えが抜群に早い蒼井の演技を絶賛しつつ、“対決”も心地良かったという。
出演作は映画館で見るという阿部は、今作の観客の反応について「(上映後に)黙っている人が多かった。僕も見て、『もっと考えさせて』という(作品)。いい反応。急にしゃべれない感じ」と満足そうにうなずいた。