野村克也氏が、沙知代さん思い“男泣き”「いい奥さん。何度助けられたか」

お別れの会であいさつする喪主の野村克也氏(右)遺族の(左から)ケニー野村氏、、団野村氏、ヤクルト・野村克則一軍バッテリーコーチ=都内
囲み取材で思い出を語り涙を流す野村克也氏=東京・ホテルニューオータニ(撮影・開出牧)
アジサイ、バラ、カーネーションをメインに作られた祭壇に飾られた野村沙知代さんの遺影=東京・ホテルニューオータニ(撮影・開出牧)
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 ヤクルト、阪神、楽天などで監督を務めた野村克也氏(82)の妻で、昨年12月8日に亡くなったタレントの野村沙知代さん(享年85)のお別れの会が25日、都内のホテルで行われ、克也氏が亡き妻を思い、“男泣き”した。

 克也氏は、お別れの会の最後のあいさつでは「去年ぐらい、冗談半分で『オレより先に逝くなよ』と言っていたが、先に逝かれてしまいました。大変、幸せな人生だったと思います」と最後までに気丈に語っていた。

 ところがその後、報道陣に囲まれると、「これからどう生きて行けばいいか、というのが率直な気持ちです。本当にいい奥さんでした。残された人生、そっちの方が心配」と一転、沈痛な表情を見せた。

 もう一度会えるなら、何と言葉をかけたいかと問われると、「『ありがとう』しかない」と語った。さらに、沙知代さんとの思い出について「私が窮地に立たされたときに、常に前向きで『大丈夫よ』と。その言葉で何度助けられたことかと…」と話すと、あふれる涙を止めることはできなかった。

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