プロ野球ヤクルト、阪神、楽天などで監督を務めた野村克也氏（８２）の妻で、虚血性心不全のため昨年１２月に亡くなったタレント・野村沙知代さん（享年８５）のお別れの会が２５日、都内で行われ、芸能界からも、親交のあった萩本欽一（７６）、和田アキ子（６７）、中村玉緒（７８）らが参列した。

　萩本は、野村夫妻を“芸人”に例えて追悼。番組で共演し、ともに笑いを生み出す仲だったとし、「（沙知代さんは）いいツッコミをなさる方だな、と思ってました。監督がにっこり笑ったいいボケをする。すてきなコンビだなと思ってました」と、夫妻の夫婦漫才のようなやりとりを回顧し称賛。

　また、「（沙知代さんは）監督のボヤきを、ずっと聞いててくれたんですね。ボヤきを聞いてくれる方がいなくなった。心配していると思いますが、これから僕たちが、いつでもボヤきを聞きにまいります」と、悲しみをユーモアに包み、残された克也氏を気づかった。