森昌子&円広志大阪で初デュエット 円の衣装に森ツッコミ「どう見ても芸人」
歌手の森昌子(59)とシンガー・ソングライターの円広志(64)が25日、大阪市内で新曲「好きかもしれない~大阪物語~」(24日発売)の披露会を行った。
昨年11月から「デビュー46周年コンサート」で全国ツアー中の森にとって、同曲は65枚目のシングルで、大阪が舞台の作品はキャリア初。円は本名の篠原義彦名義で森の代表曲の一つ「越冬つばめ」(83年)を作曲しているが、デュエットは初めてとなる。
新曲の舞台に凱旋した2人。森が25歳、円が30歳の時に発表した「越冬つばめ」から35年。タレントとしても“大阪の顔”になった円は「森さんは当時から大スターで雲の上の人。長年の夢がかなった」、森も「いつか一緒に歌いたいなと思っていました」と感慨に浸った。森が円のド派手な衣装に対して「どう見ても芸人でしょ」と突っ込めば、「これが大阪を代表した格好や!」と円が返すなど、絶妙の掛け合いで寒空の下、集まった大勢のファンを喜ばせた。
当時のエピソードも披露。「越冬つばめ」のレコーディング中、円は「力を抜いてリラックスしたら必ずいい声が出ますから」とギターを弾いたが、緊張で手が震え、逆に森から「リラックスしたらきれいに弾けますよ」と励まされたという。歌番組での共演時には、円が弾いたギターの音色が生本番で乱れ、森が思わず円をにらみつけたことも。円は「あの目が今でも夢に出てきます。今にも人を殺しそうな目をしていた」と明かすと、森は「だって許せなかったんだもん」とプロ意識の高さを示した。
大阪の男と東京の女が「大人の出会い」を歌った新曲。ステージで歌声も披露し、ファンを楽しませていた。