中村泰士氏、韓国人気女性歌手をプロデュース…4月に日本デビュー
作曲家の中村泰士氏(78)が26日、大阪市内で会見し、韓国の女性歌手、チョ・ジョンミン(31)をプロデュースし、4月に日本デビューさせることを発表した。
チョ・ジョンミンは韓国で「トロット」と呼ばれる大衆歌謡ジャンルで、多くの新人賞を獲得した人気歌手。ソウルの国民大学校音楽部でピアノを学んだ経歴も持つ。
中村氏は「日本と韓国の大衆歌謡をいい形で結びつけたいと思っていたときに彼女に出会った」とプロデュースすることになった経緯を説明。今年が作曲家50周年の中村氏は、小室哲哉の引退表明にも触れ「小室さんはすごい一時代を作った。そこに戻るのは大変やと思う。僕はいいアーティスト、素材に巡り合えればいつでも曲ができる」と語った。
4月18日発売のデビュー曲「あっぱ」は、韓国語で「お父さん」の意味。会見に同席したチョ・ジョンミンは、最近、父親を亡くしたことを明かし、レコーディング前の最初のレッスンでは涙がこぼれたという。「運命の曲をいただきました」と感謝し、「日本で活動したかったので、今すごくうれしいです。今後の夢は日本で新人賞を獲りたい」と抱負を語った。
この日はバラード調のデビュー曲を、弾き語りで披露した。