フジ・宮内社長 登坂アナの出演辞退「大変、残念に思っている」

 フジテレビは26日、都内で定例会見を開いた。宮内正喜社長(73)は、番組開始前の出演辞退となった登坂淳一アナについて「大変、残念に思っている」と述べた。

 ショーンKに続いての出演前降板とあって、同局の起用前調査が不十分ではないかという指摘もあった。岸本一朗専務は「2年前の教訓を生かしきれなかった。返す言葉もない。視聴者の皆さまにおわび申し上げるしかない。協議を重ね情報を集めた判断だったが、不十分だったとすれば、批判も受けたい」と謝罪した。

 また、担当番組の男性プロデューサーとのダブル不倫疑惑で番組出演を見合わせている同局の秋元優里アナウンサー(34)の復帰時期について、社長は「全く未定」と話した。

 フジテレビでは、2016年にも帯ニュースの新キャスターが放送直前に降板する騒動があった。

 経営コンサルタントでラジオパーソナリティーのショーンKことショーン・マクアードル川上(49)を、16年4月スタートの新ニュース番組「ユアタイム」のメインキャスターに抜てき。だが、放送直前の3月中旬、「週刊文春」が経歴詐称疑惑を報道。ショーンKは放送開始直前に降板し、表舞台から消えた。番組自体は予定通りスタートし、ショーンKとコンビを組むはずだった市川紗椰が1人でメインを務めたが、視聴率はふるわず1年間で終了した。ショーンKは、今年1月、旅番組の特番で復帰した。

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