有村藍里、歯を6本抜いた壮絶過去を告白 引退を翻意した妹・架純の言葉とは
タレント・有村藍里(27)が、27日深夜に放送されたテレビ朝日系「俺の持論」に出演。過去に誹謗中傷されて芸能界引退を覚悟した際、妹で人気女優・有村架純からかけられた言葉を告白した。
16歳から芸能界に入り、グラビアアイドルとして活動。当時の芸名は「新井ゆうこ」と名乗っていた。活躍する妹とは違い、全国的には全く無名の姉。それでも「妹は妹、私は私という気持ち。『すごいなあ』と尊敬の気持ちで見ていました」という。
だが、15年に有村架純の姉であることが報道で明らかになると、人生は一変。SNSを中心に「売名」だという誹謗中傷の嵐にさらされた。意図せぬ報道に「売名してやろうという気持ちは全くなかった」と当時を振り返ったが、ネットでは「姉として恥ずかしくないのか」「ブス」「口元が残念」という批判が殺到した。
絶望的な心境になり、約3カ月間、芸能活動を休止。さらに「妹に迷惑をかける」「何かするたびに妹が引き合いに出されるのが申し訳ない」「有村架純の姉って色眼鏡で見られるのが嫌」という様々な心境から、芸能界の引退を決断した。
しかし、引退を翻意するきっかけとなったのが妹の架純からかけられた言葉だった。それが「私のことを気にして、お姉ちゃんが好きなことをできないのは嫌!」というもの。その言葉で気持ちが吹っ切れたという。以来、芸名を本名の有村藍里に変え、芸能活動を再開した。
「芸能界を引退しても、普通に働いても一生、『有村架純の姉』と言われてしまう。最初は嫌で恐くてたまらなかったが、何しても言われちゃうから誹謗中傷から逃げても変わらない。売名だと思われても仕方ない。誹謗中傷を受け入れてやろうと思いました」
すると、仕事面にも変化が出た。それまでの10年間はローカル番組にも出てなかったが、いきなり地上波のゴールデン番組に出演。自身を「ブサイク」と言ったり、「口元が残念と言われたので、歯を6本抜いて矯正した」ことなどを隠さずにさらけ出したりする姿が受け入れられ、ファンも露出も増えていった。
現在の職業は自ら「有村架純の姉」と表現。今後の目標については「有村架純の姉ではなく、職業・有村藍里としてみなさんの前に立つことです」と、将来を見据えていた。