円広志、地獄に登場「飛んで飛んで」息切れして閻魔大王怒らせる
歌手でタレントの円広志(64)が28日、大阪・新歌舞伎座で上演された落語家・桂雀々(57)の芸歴40周年独演会にサプライズ出演した。
雀々が披露した、あの世をユーモラスに描いた落語演目「地獄八景亡者戯」が、亡者たちが閻魔(えんま)大王に得意芸を見せて地獄落ちを免れようとする下りになると、円がステージに三角頭巾をつけて登場した。
「この格好で2時間待たされたぞ」とボヤき、閻魔に扮する雀々に職業を問われると「俺はこう見えても隠し芸がある。職業は人前でめったに歌わない歌手だ」と笑わせた。
「ちょっと歌わせろ。ヒット曲はようさんあるからな。飛んで飛んでと、夢想花と、回って回って。メドレーにしよう」とノリノリで、雀々に「全部一緒の曲やないか」と突っ込まれた。
ヒット曲「夢想花」を熱唱して場内を盛り上げたが、途中で「もう、しんどい。25歳の時に若気の至りで、こんなしんどい歌作るんやなかった」とリタイアし、怒った閻魔に「飛んでしまえ!」と地獄落ちを通告されていた。