67歳・舘ひろし またまた定年退職寸前の刑事役 えん罪事件に挑む
俳優・舘ひろし(67)がWOWOWの連続ドラマW「60 誤判対策室」(5月スタート)で主演し、えん罪事件に挑むことが28日、分かった。舘は定年退職寸前の刑事・有馬英治を演じる。国の政策で発足した「誤判対策室」で定年までの日々を惰性で過ごしていた有馬が、刑の執行が迫る死刑囚のえん罪の可能性に気付き、真実に迫るストーリー。舘が同局のドラマに出演するのは2006年に放送された「イヴの贈り物」以来12年ぶりとなる。
舘はNHKのドラマ「クロスロード~声なきに聞き形なきに見よ~」や映画「さらば あぶない刑事」(16年)でも定年退職寸前の刑事を演じただけに“お得意”の設定の役柄でもある。熊切和嘉監督(43)からの熱烈なオファーを受けての出演で「捜査だけにひたむきに取り組むまっすぐな有馬のハードボイルドな年老いた生きざまをうまく表現できたらと思っております」と気合十分だ。
中学時代に「あぶない刑事」を夢中で見ていたという熊切監督は「舘さんは本当にすてきな方で、皺がとても美しい」と男の色気を絶賛。有馬とともに「誤判対策室」で働く2人、女性検察官・春名美鈴を星野真里(36)、弁護士・世良章一を古川雄輝(30)が演じる。