東映時代劇や任侠(にんきょう)路線の作品を数多く手がけた映画監督の沢島忠さんが、27日に多臓器不全のため91歳で死去していたことが28日、わかった。通夜は29日、告別式は30日に、近親者のみによる密葬で執り行われる。喪主はめいの夫・沢島章氏。
沢島監督は1957年、「忍術御前試合」で監督デビュー。時代劇では萬屋錦之介(初代中村錦之助)さんの「一心太助」シリーズ、任侠映画では鶴田浩二さんの「人生劇場」シリーズを手がけた。また美空ひばりさんの映画や舞台も数多く手がけ、東映黄金期を支えた名監督として名をはせた。