モー娘。20周年記念日に1期生5人集結 福田卒業以来18年9カ月ぶり
アイドルグループ・モーニング娘。の1期メンバー5人が28日、愛知県芸術劇場で行われた「Hello!Project 2018 WINTER~FULL SCORE~」にサプライズ出演した。1998年1月28日のメジャーデビューからちょうど20年の記念日。5人そろってのコンサート出演は福田明日香(33)が卒業した99年4月以来となる。5人は、1600人の観客の大歓声を浴びながら、ハーモニーを響かせた。
「モーニングコーヒー」でメジャーデビューしてから20年。節目の日にオリジナルメンバーがサプライズで集結した。開演と同時に目に飛び込んできた懐かしい顔に客席がどよめいた。「モーニング-」のイントロとともに中澤裕子(44)、安倍なつみ(36)、石黒彩(39)、飯田圭織(36)、福田が笑顔で登場。全員がママになった“娘。”たちはブランクを感じさせない、ハーモニーを奏でた。
大「なっち」コールを受けた安倍は「うれしくてしびれました」と感激。初代リーダーの中澤は大歓声に涙がこみ上げ「やばい、やばい。やめてくれ」と目元をぬぐった。
5人は昨年11月に再集結して配信限定で「愛の種」(20th Anniversary Ver.)を発売した。同12月の「FNS歌謡祭」にも出演したが、コンサートで勢ぞろいするのは18年9カ月ぶり。名古屋はメジャーデビューのために課された条件「『愛の種』の手売り5万枚」をクリアした思い出の地でもあった。リハーサル後には、現役メンバーから節目を祝うケーキを贈られ、涙を流して喜んだ。
20年が経過し、仲間への思いは強くなった。結成当初はそれぞれがライバル意識を持っていたが、中澤は「今が一番仲いい」。5人のグループLINEでは育児の話題も出るという。石黒は「裕ちゃん(中澤)が『オーディションを受けてくれてありがとう』と言ってくれた」と明かし、目を潤ませた。
歴史を紡いできたモー娘。にとっては、20周年も通過点。後輩のダンススキルを絶賛した中澤は「次、何周年か分からないけど、モーニング娘。にかかわった人が全員そろえるくらい現役に頑張ってほしい」とさらなるエールを送った。