性別適合出術を受けたことを公表したタレントのＧＥＮＫＩＮＧが２９日、インスタグラムを更新し、改めて自分の言葉で手術を受けた経緯、心境などをつづった。

　ＧＥＮＫＩＮＧはこの日発売の自著「僕は私を生みました。」の中で性別適合手術を受け、戸籍も女性になったことを公表、フジテレビ系「ノンストップ！」でもインタビューに応じ、本名も「元輝」から「沙奈」に変えたことなどを明かしていた。

　その後、インスタグラムで改めて「私ＧＥＮＫＩＮＧは、去年本来産まれるべき女の子に生まれ変わり、名前も元輝（げんき）から沙奈（さな）になりました。しばらく芸能活動をお休みしていた理由はそのためです」と報告。これまでの過去を振り返り「とにかく辛かった」と思いを吐露し、自分を守るために「ユニセックス」と偽ったことや「平気なフリをしている毎日が限界だった」ともつづった。

　精神的に限界を迎えつつあったことから、手術を受ける決意を固め昨年５月にタイへ。「幼い頃からの悩みや、苦しんできた事はなんだったんだろうっていうくらいに、悩みは小さくなり生きやすくなりました」と、心も身体も女性となったことでの心境の変化をつづり「沙奈として新しい人生を歩んでいきます」とした。

　「決して性別適合手術を誰かに勧めるつもりはありません」と、あくまでも個人の見解だとした上で「私はそれで心が安定する時間が増えました」と心身共に落ち着いてきたという。

　「男性、ユニセックス、女性と３度の人生を経験したからこそ、性や恋愛に関して私と同じ悩みを持った人たちが少しでも前向きになれるキッカケになりたい」と、今の自分だからこそできることをやっていきたいと訴えた。

　このＧＥＮＫＩＮＧのカミングアウトに投稿後２時間で２万８０００件を超えるいいねが。「初めまして、沙奈さん」「応援しています」「心からの愛と祝福をお送りします」「沙奈さんのスタートを応援します」など、励ましの声が続々寄せられていた。