NHK「サンデースポーツ」キャスターに大越健介氏 自ら志願 4月から登場
NHKのニュース番組「ニュースウオッチ9」の元キャスターで現在は報道局記者主幹としてさまざまな番組で活躍中の大越健介氏(56)が、4月から日曜夜のスポーツ番組「サンデースポーツ」(総合 日曜、後9・50)キャスターを務めることが30日、分かった。現在最後の調整に入っている。大越氏は大学時代、東大野球部の投手として活躍、スポーツニュースのキャスターは長年の夢だったという。関係者によれば、今回も自ら希望して就任する。
満を持してのスポーツキャスター就任だ。
関係者によると、長く報道系の番組に携わってきた大越健介氏だが、今回の「サンデースポーツ」のキャスター就任は「本人が希望してのこと」(関係者)という。現在、4月の就任に向け調整が大詰めに入っており、2月中旬にも正式決定し発表される見込みだ。
大越健介氏は、85年に東京大学を卒業し、NHKに入局。地方局勤務を経て報道局政治部へ。敏腕政治記者で鳴らし、2005年から米国のワシントン特派員、その後支局長を務めた。10年から5年間、看板ニュース番組「ニュースウオッチ9」のキャスターを務めるなど、NHKの報道のエースとして歩んできた。
知的な紳士のイメージが強いが、大越氏がずっと抱いていた夢が「スポーツ番組のキャスター」だった。新潟県新潟高校で県大会準優勝の実績をひっさげ東大に入学、歴史ある東大野球部のエースとして活躍した。東京六大学リーグでは8勝を挙げ、同野球部歴代勝利数で上位に入る剛腕だった。卒業後もスポーツ愛は消えず、「いつかはスポーツキャスターを務めたい」と周囲に漏らしていた。
現在は報道局記者主幹としてさまざまな番組に出演している。昨年11月にはBS1スペシャル「大越健介 メジャーリーグをゆく~知られざるアメリカの素顔」が放送され、話題となった。硬軟ジャンルを問わず取材してきた大越氏ならではの独特の視点で、4月から新たなスポーツキャスター像を見せてくれそうだ。
NHKでは現在、同番組を担当している杉浦友紀アナウンサーらの4月改編での担当番組を調整中だ。