宝塚元トップ龍真咲「憎くてしかたなかった」役で女優デビュー
元宝塚歌劇団月組トップスター龍真咲(年齢非公表)が1日、女優デビューするミュージカル「1789~バスティーユの恋人たち~」の記者会見を大阪市内で行った。退団して1年半。満を持しての女優へのシフトチェンジに「女性の役を演じるのは心配。ドキドキします」と心境を語った。
退団から約1年半。「油断するとまだ歩幅大きくて」と笑うものも、すっかり“綺麗なお姉さん”に変身。「(女優も)違和感なく見てもらえるように頑張りたい」と笑顔を見せた。
「1789」は、フランス革命を描いたフランス発のミュージカル。2015年、龍が革命側の主人公ロナンを演じ、タカラヅカで初演された。それだけに「自分の中にロナンがいた。いまでもセリフとか歌とか覚えている」と思い入れのある作品での女優デビューとなる。
今回、龍はロナンが敵対する王妃マリー・アントワネット役に挑戦。初演時は「アントワネットが嫌いで、憎くて仕方なかった」と苦笑い。だが「歴史を彩る女性は、強くてしなやか。私自身、思い入れのある作品ですので楽しみです」と気合いを入れた。
東京・帝国劇場4月9日~5月12日、大阪・新歌舞伎座6月2日~25日、福岡・博多座7月3日~30日。