フジ同期の花田景子さん 有賀さつきさん死去に「ショックで言葉も見つからない」
アイドルアナウンサーの先駆け的存在だった、元フジテレビアナウンサーの有賀さつきさんが、先月30日に亡くなっていたことが5日、分かった。52歳。死因は不明。有賀さんは先月中旬から入院していたが、体調を崩していることは周囲に知らせていなかった。30日早朝に容体が急変して、息を引き取ったという。葬儀は1日に親族のみで営まれた。
有賀さん、八木亜希子(現女優)、河野景子(現花田、貴乃花親方夫人)さんの3人は、アナウンサーとして88年にフジテレビに同期入社。「花の三人娘」として、タレント以上の人気を誇った。同局の看板番組を次々と任され、共著も出版するなど、女子アナブームをけん引したが、有賀さんは入社からわずか4年後の92年に電撃退社。その後、2人もフジテレビから離れて、別々の道に進んだ。
訃報を受け、貴乃花親方夫人の花田景子さん(旧姓河野)は同日、悲しみのコメントをファクスで寄せた。
「突然の訃報に接し」と題し「昨年11月にメールのやり取りをした際に体調を崩しているといいながらも、私のことを気遣ってくれました」と書き出した。
昨年11月は、貴乃花部屋の貴ノ岩関が横綱・日馬富士(のちに引退)に暴行されたとする一連の騒動が発覚した時期。「優しすぎるほどいつも優しいさつきちゃんにまたいつでも会えると思っていた自分を心の底から悔やみます。ショックで言葉も見つかりません」と落胆が文章ににじんだ。「連絡しようと思っていた矢先」だったという。
「いつも自分のことより周りのことを想い、礼儀正しく努力家で周りを明るくする、本当に素敵な人でした」「信じられません。寂しくてしかたありません」としのんでいる。