平昌五輪の下町ボブスレー問題、「バイキング」で賛否両論
東京都大田区の町工場が中心となって製造された“下町ボブスレー”を平昌五輪で使用することになっていたジャマイカ代表が直前になって使用しないことを通達した問題で8日、フジテレビ系の生番組「バイキング」で賛否両論が起こった。
ジャマイカ側はラトビア製の方が速いと主張し、下町側は下町の方が速いと反論。双方は交渉中で、下町側は決裂すれば契約違反として法的措置も辞さない構えだ。
司会の俳優・坂上忍(50)は経緯を踏まえて「ちょっと致し方ないのかなと思う部分もなくはない」「選手の立場になった時に、0コンマ1秒でも速くなりたい。それは分かりますよね」と、ジャマイカ側の言い分に一定の理解を示した。
フットボールアワー・岩尾望(42)も「契約はあるから、あっちの方がええのになと思いながら、乗り気じゃないまま下町ボブスレーに乗られてもというところはあるんで」と同調した。
歌手の山本譲二(68)は「(下町側は)誠意というか思いやりの気持ちで作られたと思うんですよね。原点を忘れてもらいたくないんだよね」と、ジャマイカ側に苦言。
タレントの薬丸裕英(51)は「選手もラトビア製ソリに乗って結果が出てしまったから、そっちに委ねたいっていう気持ちも分からなくもないけど、われわれ日本国民、大田区を応援している者からすると、ちょっと複雑な気持ちですよね」と、双方の心情を思いやった。
また、1976年冬季五輪フィギュアスケート代表の佐野稔氏は「用具を使う立場から言うと、道具っていうのは自分たちと合う合わないというのはものすごくあると思う」と、選手としてジャマイカ側への共感を見せていた。