大島渚・小山明子夫妻 自宅は伝説的な巨匠の設計だった
故大島渚監督の妻で女優の小山明子(83)が8日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演し、神奈川県藤沢市の自宅が日本映画を代表する美術監督の戸田重昌(じゅうしょう)さんの設計であることを明かした。
番組で自宅の写真が紹介され、司会の女優・黒柳徹子(84)が「今住んでいるお宅は雨戸が22枚あるんですって?」と質問すると、小山は「そうなんです。それは戸田重昌さんって映画の美術監督さんが設計して建てたから、お寺みたいなアレで、樋(とい)がなくて、屋根は銅版でっていう凝ったおうちなんです。だけど大変ですよね。(用がなくても雨戸を)全部開けなきゃならないから」と説明した。
戸田さんは「絞死刑」「儀式」「戦場のメリークリスマス」「愛のコリーダ」「愛の亡霊」など一連の大島作品をはじめ、小林正樹監督の「切腹」「怪談」、篠田正浩監督の「乾いた花」など、日本映画の世界的な名作を美術監督として数多く担当した。