4代目春団治 襲名公演で文枝をイジる「手当をいただいているわけではありません」

口上を披露した(左から)桂春若、桂春雨、桂きん枝、桂春団治、桂文枝、露の都、柳家小さん(C)相原正明
襲名披露を行った桂春団治©相原正明
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 落語家の桂春之輔改め4代目春団治(69)が11日、大阪松竹座で襲名披露公演を行った。口上には盟友の上方落語協会会長の桂文枝(74)も駆けつけたが、春団治が文枝をいじる一幕もあり、多くのファンを湧かせた。

 文枝は「若い時から一緒にやっていた人が素晴らしい名前を継いで感動した。涙が出そうになります」とあいさつ。文枝から振られ、口上でもあいさつした春団治は「文枝会長にはずいぶんとお世話になっております。お世話と言いましても月々の手当をいただいているわけではありません」とたびたび、女性問題が報じられる文枝をいじり、爆笑を誘った。春団治の隣りに座っていた文枝は笑顔で春団治をこづき、息の合った掛け合いを見せた。

 この日、落語「親子茶屋」を演じた春団治。先代春団治さんの形見という羽織ひもや帯などを着用し、冒頭には先代の代名詞でもあった華麗な羽織脱ぎを実演。「私も名前をもらったさかいにやってみようかな」と披露し大きな拍手を浴びたが「今後、上手になっていくと思います」と春団治としての覚悟を語った。

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