野際陽子さん がん手術を受けた後に残した言葉…娘の真瀬樹里が明かす
2017年6月に肺腺がんのために亡くなった女優の野際陽子さんの娘で女優の真瀬樹里が12日、日本テレビ系「しゃべくり×深イイ最強の独身女SP」(後9・00)に出演し、野際さんが、がん手術を受けた後に残した言葉を紹介した。
野際さんは2014年、肺腺がんが発覚。懸命に治療を受けたが病状は思うようには改善しなかった。真瀬は2016年12月7日の日記を公開。そこには「新しい抗がん剤で副作用が本当に心配」とし、野際さんが助かることを強く望む胸中をつづっていた。
野際さんは手術と再発を繰り返し、最終的に肺を3分の1摘出した。当時は、少し歩くだけでも息切れをする状態だったという。それでも野際さんは弱気なそぶりを見せることはなかった。真瀬は「手術のあと、女性で自分の体にすごく傷が付いたのにもかかわらず、『武士みたいでしょ、刀傷みたいでかっこいいでしょ』と言っていた」と振り返った。
真瀬は「本当だったら落ち込んでしまうのに、面白いことに転換したり。尊敬した」と語った。野際さんは周囲に迷惑をかけたくないとの思いからがんを一切公表せず女優を続けた。亡くなる1カ月前までだれにも悟られることなく撮影に参加した。