藤井五段 大量のチョコに驚き「今まで全く縁が無かったので…」

 最年少棋士の藤井聡太五段(15)が14日、大阪市の関西将棋会館で指された新人王戦で古森悠太四段(22)を85手で破った。この日はバレンタインデーとあって、同会館には藤井五段宛てのチョコレートも大量に届けられた。藤井五段は「今まで全く縁が無かったので…」と驚きを語った。

 関西将棋会館はチョコの数は非公表とした上で「チョコレートは大量に届いております」と説明。「抱えきれないほど届いている」とした。対局後、取材に応じた藤井五段は「今まで全く縁が無かったので…」と苦笑いを浮かべつつ、「こうやって応援してもらえるのはありがたい」と感謝した。

 関西将棋会館は8日に公式ツイッターで、バレンタインデーに藤井五段に直接チョコを渡さないよう、ファンに異例の呼び掛けを行っていた。同会館は取材に対し、「お客さま同士や、何かしらのトラブルがあったりしてはいけないと考え、事前に(お知らせを)まいた」とした。手渡しは不可だが、棋士宛てのチョコを郵送では受け付けるとしていた。

 藤井五段は17日に朝日杯将棋オープン戦準決勝で羽生善治竜王と対局を行う。「五輪で活躍する選手のように大きな舞台で活躍したい」と話し、「朝日杯の準決勝で羽生竜王と対局できるのは素晴らしいこと。力を出し切れるように頑張りたいと思います」と闘志を燃やした。

 また、師匠の杉本昌隆七段との“師弟対局”となる王将戦の1次予選が3月8日に行われることも発表された。

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