船村徹さん一周忌法要 北島三郎「あっという間」
昨年2月16日に死去した日本を代表する作曲家・船村徹さん(享年84)の一周忌法要が15日、都内でしめやかに営まれ、北島三郎(81)、鳥羽一郎(65)ら弟子の歌手や音楽関係者ら350人が故人をしのんだ。
献杯のあいさつに立った北島は「あっという間に過ぎてしまった」と一周忌を迎えた心境を語った。「シュンとしてしまうとお師匠さんは喜ばない」と、船村さんと出会ってから約60年間の思い出などを26分にわたって熱弁。ユーモアたっぷりのトークで明るく師匠を追悼し、「お師匠さんに言われた言葉、教えを胸にもう少し、この道を歩いていきたい」と、歌手としてまだまだ元気に歌い続けることを誓った。また北島はあいさつの中で昨年夏に白内障の手術を受けたことをあらためて明かした。
この日は一周忌とともに、生前の船村さんがライフワークとして行っていた歌供養も3年ぶりに開催。世に出なかった楽曲とともに、昨年、一昨年に死去した12人の歌仲間を供養した。