篠原涼子 13年ぶり舞台で初主演「すごくワクワク」
女優の篠原涼子(44)が、今年7月に上演される「アンナ・クリスティ」(7月13~29日、東京・よみうり大手町ホール)で、舞台初主演を務めることが15日、分かった。近年はテレビや映画を中心に活動しており、舞台出演そのものも13年ぶり。久々の舞台で、ノーベル文学賞を受賞した劇作家、ユージン・オニール氏の代表作で、ピュリツァー賞も受賞した大作に挑む。
ドラマから映画も制作された「アンフェア」シリーズや、昨年10月期のフジテレビ系“月9”「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」で主演し、さらに演技の幅を広げている篠原が、満を持して座長公演を迎える。
13年ぶりに舞台のオファーを受けた篠原は「すごくワクワクしているのと緊張と、両方あります」と心境を吐露。「13年間、舞台ではないフィールドでお仕事をさせていただいている中で、また違った刺激を自分の中に蓄えていかないといけないと思っていたときに、このお話をいただきました」と前向きに語り、初主演に関しては「そこは気張らずに、皆さまとともに作品を作り上げていきたいです」と自然体を強調した。
プロデューサーは、起用理由を「篠原さんが、ハリウッドの伝説のスターだったグレタ・ガルボにイメージが重なり、グレタ・ガルボが出演した初めてのトーキー映画『アンナ・クリスティ』の舞台化がいいのではと思った」と説明。篠原は「とても素晴らしい作品なので、一生懸命しっかりと頑張りたいと思っています」と意気込みを示した。
篠原が演じるのは、悲恋に悩まされる石炭船の船長の娘・アンナ。恋人役の佐藤隆太(37)とは初共演となる。佐藤については「とても明るく、周りへの気遣いもされていて謙虚な方だと思います。一緒にスチール撮影をしていても作品に対する意気込みが伝わってきたので、私もいい刺激を受けて触発されていく気がしています」と語るなど、早くも息はピッタリの様子だった。