川地民夫さん葬儀 “三悪トリオ”沢本忠雄さん涙の弔辞「愛してる」
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10日に脳梗塞のため79歳で亡くなった、俳優の川地民夫(かわちたみお)=本名・河地猛=かわちたけし=さんの葬儀・告別式が16日、神奈川・逗子市の斎場二葉会館でしめやかに営まれ、約200人が参列した。歌手で俳優の小林旭(79)とともに「三悪トリオ」として活躍した元俳優の沢本忠雄さん(82)が涙ながらに弔辞を読み上げた。
沢本さんにとって、川地さんは、日活の黄金期を支えた仲間の一人で周囲を明るくする「一生の友達」だった。「石原裕次郎、大スターの、弟分としてお前は日活に入り、川地民夫、小林旭、沢本忠雄。三悪トリオとキャッチフレーズで銀幕デビューしたよな。その誇りをいつまでも忘れないでくれ」。最後は「我が青春に悔いなし。俺たちは大きな声で言えるよ。長い間ありがとう。愛してる」と涙。会場からもすすり泣く声が漏れていた。
葬儀には、親交のあったタレントの坂本一生(46)ら約200人が参列。映画を中心に活躍した川地さんの生き様を表すように、戒名は「映徹勇猛居士」だった。