小平を韓国メディア称賛 李相花気遣う態度に「品格ある」
平昌冬季五輪のスピードスケート女子500メートルで小平奈緒選手が韓国の李相花選手を抑えて優勝したことを受け、一夜明けた19日、韓国各紙は、刺激し合い、実力を高め合ってきた2人のライバルの“日韓の友情”を詳報。競技後の小平選手の態度について、“王者の品格”と称えた。
小平選手は競技後、李選手に韓国語で「チャレッソ(よくやったね)」と声を掛けた。朝鮮日報(電子版)は“李選手を気遣った『マナーの手』が話題”との見出しで、小平選手が五輪新記録を出した直後、観客席に向けて人差し指を口にあてるしぐさをしたことに注目。直後の組で滑る選手のじゃまにならないよう、気遣ったものだとして五輪チャンピオンにふさわしい「品格ある行動」と称賛した。金メダルを確定させた後も、李選手に抱擁し、一緒にリンクを回った姿も称えた。
また、中央日報(電子版)は2人が「これがオリンピック」などと表現。李選手が小平選手に寄りかかるように抱き合う写真が、ネット上で「五輪の意味を伝える写真」と称賛されていると伝えた。